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パニック発作を軽くする方法〜のんぱぱ流理論編〜

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パニック障害はとても苦しいことは以前に書きました

 

はっきりいってとっととこんな病気とはおさらばしたいものです

体の傷は意識せずとも勝手に治ってくれますよね

しかし脳に刷り込まれた傷はなかなかに難しいものです

 

私も以前は治すことに躍起になったものでした

一刻も早く元の生活を戻そうとしたのです

でもこれはそもそも間違っていることだと今は思います

 

答えから言えば 共存すること”です

 

不安を受け入れ発作自体をコントロールすることが穏やかな日常生活を取り戻す特効薬となるのです

この考えに至り私はとても楽になりました

毎日のようにあった予期不安もパニック発作もほとんど無い生活になりました

もちろんたまにはありますけどねw

しかし怯えることはなくなったのです

 

タイトルはあえて軽くすると書きました

これが一番肝要なことなのです

 

・苦しくなければ怖くない

・怖くないなら気にしなくていい

・気にしなければ起こらない

 

 このループを脳内に作り出すのが目標ですよ〜

 

 

 

パニック発作が起こる流れ

 

私自身の例で考えると、

 

①ストレス要因(場所やイベントなど)

  ↓

②予期不安(発作への不安)

  ↓

パニック発作

 

という流れになります

 

なんとなくイメージがしづらいですね〜

これを感情の変化で表すとどうでしょう

 

①「あ〜明日の仕事は絶対逃げられないな〜」

  ↓

②「今発作来ても絶対早退はできないよな。あ〜でもなんか嫌な感じがしてきたな」

  ↓

③「やばい!苦しくなってきた!どうしよ!」

 

①のケースは様々ですが、②〜③は毎回同じようなルートをたどります

 

「ストレス要因があって、不安になって、それが加速して発作になる」

 

大雑把ですが、大抵の人はこうではないでしょうか

 

 

パニック発作の正体は?

 

パニック発作はとにかく苦しいものです

それこそ死ぬかと思うほどです

それゆえトラウマのように恐怖が刷り込まれた状態になります

 

これこそがパニック障害を軽くするうえで重要なポイントです

 

そもそもパニック発作とはなんなんでしょうか?

医学的なことは素人なんで私にはわかりません

というよりも専門家ですら実態は正確にはわからないんじゃないんでしょうか

実際に体に症状があるにも関わらず、異常なしの診断ばかりでしたからね

 

なので私見にはなりますが、私が腑に落ちたもので考えていきます

 

先ず第一に考えられるのが脳の誤作動です

なんとなくやばいように聞こえますが単なる勘違いってやつです

 

人には自律神経というものがあります

これは何も考えなくとも生命維持をしてくれる優れものです

心臓の鼓動や血圧調整、呼吸、体温調節などをコントロールしてくれます

そして自律神経は交感神経副交感神経の二つで構成されます

前者がアクセル、後者がブレーキのような役割をしています

 

興奮している時は交感神経、リラックスしている時は副交感神経、こんな感じで優位が入れ変わり体の状態を保っていられるわけです

どちらも重要なものであることは間違いないものですね

 

では交感神経が優位になるとどうなるのか?

 

・心臓の鼓動が早くなる・・・①

・呼吸が浅く早くなる・・・②

・血圧が高くなり体温が上昇する(手足などの末端は冷える)・・・③

 

ここでピンと来たかたもいるのではないでしょうか?

そうです!パニック発作と関連するものばかりなんですよね

 

例えば、①は強い動悸として感じますし、②は過呼吸呼吸困難感です

③はホットフラッシュや異常な汗、くらくらするめまいになります

 

つまり、

パニック発作とは交感神経が暴走したことにより起こる体の反応にしか過ぎない』

ものなのですね

 

そしてこれらのものは過去にも何回も経験していることなのです

例えば部活の大事な試合の直前とか大事なプレゼン、初めての登校や告白なんてものまで、自分が戦うコンディションを整えてくれていました

そしてそれは意識することもなく自然に起こり自然と治まっていったのです

しかしこの機能が正常に働くなりバランスが取れなくなってしまいました

これが今、私達を苦しめることになるのです

 

 

意識と自律神経のズレがパニック発作を誘発する?

 

ではそれがなぜ今、自分を苦しめるのか?

それは意識と交感神経がうまく連動しないことによるものだと私は思います

強いストレス状態が続くとよく心身のバランスが崩れると言いますが正にそのとおりなわけなのです

 

強いストレスを覚える時、脳はリラックス状態を求めます

しかし不安感があまりに強いため、体は防衛しようと戦闘態勢を整えます

すると交感神経が働き、前項のような身体症状として現れます

深呼吸して落ち着こうとしても、呼吸は荒く苦しくなります

不安感はどんどん強くなり、より激しい身体症状となります

そしてピークを迎えます

パニック発作です

 

そして一度、死ぬほど苦しいパニック発作を味わってしまうと、常に強い不安感を持つことになります

極度に脳が怯えてしまうんですね

それもしかたのないことです

だって本当に死ぬほど苦しいんですから

 

こうなると常日頃、体に異常がないかを探すようになります

わずかでも見つかれば途端に発作が脳をかすめます

そうなればあとはパニック発作まで一直線です

現に私はこのような生活がしばらく続きました

 

つまり、パニック発作を起こしてるのは実は自分自身』だったのですね

 

もちろんはじめのストレス要因は対外的な部分が多いでしょう

しかしその後の発症は自分で作り上げた幻想によるものが原因になっているのです

一番はやはり恐怖感ですよね

トラウマといいますかね

 

しかし皮肉なものですが自分で発作を作り出してるというこは、逆にいえば自分でコントロールできるということです

 

過度の恐怖を取り除き、交感神経の暴走を抑える

つまり症状を抑え、また少なくすること

それによりまた恐怖が薄れていく

 

つまり心身のバランスを整え正常にするのが大事なことなのですね

 

 

パニック発作は怖くない?

 

のんぱぱ流理論の最後です

はっきり言います

 

パニック発作は怖くないよっ!』

 

「嘘だよ〜」

「お前に何がわかんだよっ!」

 

なんて聞こえて来そうですが、いろいろな意見はあると思います

でもあえて言いますが怖くなんてないんですよ

だって理由はかんたんですもん

 

パニック発作では死なないから』

 

今まで色んな病院に行ったかと思います

いろいろな検査も受けたでしょう

病気が見つかれば逆にほっとしたはずです

しかし見つからなかった

でも苦しい・・・

 

そう苦しいだけなんですよ

死なないんです

パニック発作ではね!

 

しかも何日も何ヶ月もず〜っと発作は続きません

ネットで見ると30分弱くらいが多いのが印象ですが、私は1時間くらいですw

そう実際そんなもんなんです

 

しかも体が興奮状態で暴走しているだけなんですよ

交感神経の優位時間は実は短いです

苦しいときはとても長く感じるものですが、意外と短いパニック発作

必要以上に恐れることはないことを理解していただけたでしょうか

 

 

予期不安をなくせばパニック発作はほぼ起きない?

 

パニック発作ってやつは劇症期こそ常時って感じですけど、実際はほとんど起きていません

短くて数分、長くても一時間程度なもんです

 

じゃあ、実際このいつもある苦しさはなんなんでしょうか  

これの正体は 発作前の予期不安 って状態なんですね

 

これも具体的にいうと

 

「あ〜なんか息苦しいな。発作くんのかな?やばい。怖いな〜」

 

って状態です

 

身体症状も軽くあります

一番多いのが、軽い動悸呼吸困難感ですね

私の場合ですけど

 

発作まで行くときは必ずこれを経由します

不安要因は様々ですが、予期不安の状態になるとパニック発作への不安だけになります

そして発作の時間に比べて生活において大部分を占めるのがこの予期不安になります

 

逆に考えるとパニック障害というものは、この予期不安が正体と言っていいのではないでしょうか

ということはこの予期不安をなくすことが一番重要なことです

 

ではこの予期不安はどうすればなくせるのか?

 

まず大事なことは前項で書いたパニック発作は怖くない」ということをしっかり理解することです

発作は苦しいものですが、苦しいだけです

誰に迷惑をかけるわけでもないし、人に感染するものでもないです

そして死にません

次に大事なことは「体の病気じゃない」ということです

身体症状がでると確かに怖いものです

しかし、「ただ興奮状態になっているんだな〜」程度に気楽に考えることです

もちろん始めは難しいです

でも人間て意外と強いものです

どんな環境でも次第に慣れていきますから

 

ある日ふと予期不安が軽くなったことに気づきます

こうなるととても生活が楽になります

そして新しいことにも挑戦する活力が生まれます

 

 

パニック障害は必ず軽くなります!

 

最後に言いたいのは「無理をしない」ということです

無理をしないというのは自分に強要しないと同義です

高い目標を立て(ひと月で完治する!など)挫折するより、些細なことでもできることをやるのが良いです

それが自信となりできることがどんどん増えていきます

 

急がば回れ

 

昔の人はよくこんなことを思いついたなと思います

でも今は一番身に沁みる言葉です

 

今とても苦しいと思います

ともに頑張っていきましょう

 

次は 実践編 にいきたいと思います

 

応援してくれるとがんばれます

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